目次

1.シンポジウムとは?1, 2

シンポジウムとは、討論会の1つで、もともとは、一緒に (syn) と飲む (posis) と言うギリシア語 (symposion (饗宴) ) が語源の言葉で、現在では決められたテーマに対して多くの人が集まり、質疑応答や意見交換するイベントと言った意味で使用されています。
シンポジウムと似ているものとして、「学会」や「セミナー」があげられます。学会という言葉に決まった定義はありませんが、研究者が自身の研究成果を発表し、その妥当性を検討、議論する場となっている場合が多いです。学会とシンポジウムで異なる点は、類似した研究を行っている者が交流する場としての目的が大きくなります。セミナーはシンポジウムより一方通行な講演といったイメージです。セミナーは講演者の講演を拝聴することが目的であるに対し、シンポジウムは講演者の講演を受け、討論することが目的な印象があります。

イベント イメージ
シンポジウム テーマに沿った講演者の講演を受けて討論する
学会 類似した研究者同士が研究成果を討論する
セミナー 講演者の講演を拝聴する

2.シンポジウムの流れ1

シンポジウムの一般的な流れは、議長1人に対して数名の講演者からなり、講演者が順次、講演と講演に対しての質疑応答を行っていきます。議長から議題の説明、進行、講演者紹介、講演テーマの説明などが行われます。

シンポジウムの流れ

各部分の詳細

3.シンポジウムの開催方法3

シンポジウムは主に、オフライン開催又はオンライン開催の2種類の開催方法で行われています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

3.1.オフライン開催

オフライン開催は新型感染症の影響で開催が難しくなりました。2023年3月現在では、感染症の規制が緩和されてきており、徐々にオフラインでの開催数が戻ってきています。オフライン開催で重要になってくるのは、会場選定です。開催当日の参加者に人数、会場までの交通の便など様々な点を考慮する必要があります。例えば、交通の便が悪い会場を借りた場合、会場に行くことが難しい人は参加を断念することが予測され、参加者が減少することが考えられます。したがって、会場選定はシンポジウムを開催する上でとても重要な要素だと思います。

オフライン開催の大きなメリットは対面でコミュニケーションが取れる点です。人に何かを伝える際、言葉だけではなく身振り手振り等を交えた方が相手に伝わりやすいです。オンライン開催の場合は、対面と比べると、伝えたいことが上手く伝わらない事があります。言葉のニュアンスも対面だと伝えやすく、深いコミュニケーションが取りやすくなると考えられます。

3.2.オンライン開催

オンライン開催は、インターネットの普及により近年になって行うようになった開催方法です。また、新型感染症の影響で大勢の人が集まることがとても難しくなったことに伴い、多くの企業でzoomやスカイプ等のビデオ通話環境が整ってきたことから、オンライン開催が増加してきました。

オンライン開催で必要な物は、参加者数に対応できるPCとインターネット回線です。シンポジウム当日は多くの人が同時に接続することが予想されます。同時接続者数が多いと、PCとインターネット回線に負荷がかかり、配信が重くなりやすいです。例としては、YouTuberの生配信と同様で、同時接続者数が多い生配信は、YouTuber側のPC及びインターネット回線のスペックが足りないと、配信がスムーズに行えません。これと同じ現象がオンライン開催でも起こるため、開催前に参加者数を想定し、PCスペックとインターネット回線は確認しておく必要があります。加えて、聴講者側のインターネット環境もある程度整っている必要もあります。

オンライン開催の大きなメリットは、インターネット環境があれば、どこからでも参加できる点です。仕事や子供のお世話等、外出が難しい方でも、時間が合えば気軽に参加できます。オフライン開催とは違い、定員の規模を大きくしやすいため多くの聴講者に参加いただくことが可能になります。

オフライン開催 オンライン開催
現在の傾向 感染症流行前よりは下火傾向だが、徐々に戻りつつある 感染症の影響で、近年多く開催されてきている。
重要項目 会場選定 PCとインターネット回線
メリット 対面でコミュニケーションが取れる インターネット環境があるところならどこでも参加可能

4.オルトメディコのシンポジウム開催実績

弊社、株式会社オルトメディコが実際に行った事例は以下の通りです。

★研究会の開催実績はこちら★

例1

受託内容 開催事例1
研究会名 第2回ヘルスフードアカデミックサロン     
~今後の機能性食品のあり方について~
開催場所 文京シビックホール【小ホール】
講師人数 3名
参加人数 114名
開催時間 13:30~17:00
費用 約1,600,000円

例2

受託内容 開催事例2
研究会名 第3回ヘルスフードアカデミックサロン
~スポーツ科学とフレイル視点からの高齢者予防~
開催場所 文京シビックホール【小ホール】
講師人数 4名
参加人数 61名
開催時間 13:00~18:00
費用 約2,000,000円

例3

受託内容 開催事例3
研究会名 ヘルスフードアカデミックサロンミニシンポジウム
~機能性表示QOL時代に向けて~
開催場所 恵比寿ガーデンプレイス内
講師人数 5名
参加人数 70名
開催時間 13:00~16:00
費用 約2,000,000円

5.オルトメディコの研究会運営事業

弊社株式会社オルトメディコは、早稲田大学の矢澤一良先生監修のもと、シンポジウムの運営作業をサポートしております。実際に、「日本ポリフェノール学会 第15回学術集会」や「第1回国際ビタミンK2シンポジウム」など、さまざまな開催実績がございます。その経験を活かし、開催会場の選定から講師選定、開催後運営まで、サポートできる体制を整えております。学会や研究会などでお悩みやお考えの方は、お気軽にご連絡ください。

6.脚注